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xTool F1 Ultraによる曲面彫刻

レーザーをご利用の方なら、ご存じだと思いますが、

レーザー加工は、レーザー光を集光レンズを使って収束させることにより、高密度のエネルギーを材料に照射することで材料を融解・燃焼・アブレーションなどの反応で加工を行います。




集光レンズを使うということは、レーザーが最も集光される点=焦点距離というものが存在し、焦点距離が正しく合っていないと加工が正しく行われません。





一般的なレーザーマーカーの場合、1枚のレンズでレーザー光を集光します。




このため、材料が平坦であれば特に問題はないのですが、加工面が平坦ではなく高低差があるような材料の場合は、焦点距離が合わない部分は加工を行うことができません。






このように、加工面が平坦ではない=曲面へ加工を行う場合は、集光レンズの他に、焦点距離を可変させるための可動式レンズを備えたる3軸(X/Y/Z)のスキャンヘッドが必要になります。

ただし、この3軸のスキャンヘッドは、2軸のスキャンヘッドに比べてコストがUPします。


ここでようやくxTool F1 Ultraの話になりますが、xTool F1 Ultraは、レンズが組み込まれたレーザーモジュールそのものが昇降する構造になっています。また、焦点距離を自動で測定する測距センサーが組み込まれています。


この測距センサーにより測定された3Dデータに従って、レンズが組み込まれたレーザーモージュールを加工中に自動昇降することで曲面に加工を行うことができます。




ファイバーレーザーによる彫刻


ダイオードレーザーによるマーキング




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