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レーザーマーカー用 バキュームBOXの試作

レーザーマーカーには、ファイバーレーザー、UVレーザー、CO2レーザー等、いくつかの種類がありますが、レーザーカッターと同様に加工時には噴煙・粉塵・臭気が発生します。


CO2レーザーマーカーで木材を加工すれば煙や臭い、ファイバーレーザーでアルミ板などを彫刻すればアルミの粉塵、UVレーザーでプラスチックマーキングを行えば樹脂の溶けた臭いや煙など、加工する素材が変わっても噴煙粉塵は多かれ少なかれ発生します。


レーザーマーカーは筐体の中で加工するレーザーカッターと異なり、加工エリアが露出しています。

以前、アルミ板を彫刻して銘板をたくさん作ったのことがあるのですが、その時にアルミの粉塵に悩まされ、集じん機の必要性を痛感しました。


というわけで、今回はレーザーカッターを使って粉塵のバキュームBOXを作成しました。アクリル製の試作ですが実際はアルミかスチールを使って製品化する予定です。


もちろん集じん機の吸引ホースを加工部位の近くに設置すれば事足りますが、それだと静圧は0となり、吸引能力=集じん機の能力になってしまいますが、ボックス構造でパンチングメタルにすることにより静圧を高くし吸引力をUPする効果があります。


まずはCO2レーザーカッターを使って、5mmと3mm厚のアクリルで箱を作りました。接着はアクリル用接着剤、グルーガンです。


上面を二層にして市販のパンチングメタルを乗せるだけの構造です。これで少しでもコストを下げることが出来ます。


側面にはΦ50の穴が開けてあり、ダクトホースを差込むことができます。


ボックスのサイズはレーザーマーカーのベースサイズに合わせています。


吸引する側は、排気ファンでも集じん機でも良いのですが、今回は小型の集塵装置に繋いでいます。吸引能力は集じん機に依存しますので、なるべく吸引力の強いモノがおススメです。



ではバキュームの効果をご覧ください。今回はアルミ板を彫刻してみました。

今回はファイバーレーザーでアルミを削りましたが、吸引側の集塵装置に活性炭が付いた脱臭仕様であれば、CO2レーザーマーカーで木材を彫刻したり、プラスチックマーキングの樹脂の溶ける臭いも吸引できると思います。



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