2016年2月16日

レーザーを使ってアクリル製のコマ図ホルダー(ロードブックホルダー)を作成

今回は、趣味と実益を兼ねてコマ図ホルダー(正式名:ロードブックホルダー)を作ってみました。一般的には馴染みの薄いものですが、コマ図ホルダーとは、自動車やバイクのラリー競技の際に使う、進行方向と距離が記された地図(コマ図)をセットするためのケースです。 

このような特殊な商品はラリー競技でしか使うことのないモノですから、買おうと思うとわりと高かったりします。ということで、レーザーを使って自作することにしました。

まずは、パーツとなる部品を切り出します。筐体は5mmの黒アクリルを使います。

さすがレーザー、自分で言うのもおこがましいですが、とても綺麗に切れます。

窓部分は2mmの透明アクリルを使いました。

コマ図を巻き付けるシャフト(軸)カバーには、直径6mmのアクリルパイプを使います。これもレーザーで指定寸法に切ります。

中空素材の切断は、レーザーでは苦手な部類になりますが、6mmくらいなら問題ありません。

窓と筐体の間に、防水のためのゴムを貼り付けるのですが、これもレーザーでカットします。厚みは1mmです。

全てのパーツを切り出したら、強度の確保と防水目的でグルーガンによる接着を行います。

コマ図を巻きつけるシャフト部分にはベアリングを埋め込みます。ベアリングの孔は、緩みなくしっかりと取り付けるために、アクリルの融解幅を考慮した寸法で切っています。

自分で考えた設計図?に従って、ノブやシャフトなどのパーツを組んでいきます。細かい話ですが、コマ図を巻き取る際の左右のブレを抑えるためのワッシャーも取り付けています。もちろんレーザーカットです。

組み上がったら、防水用にゴムを貼り付けます。

ついでに、窓を留めるためのフックも付けました。

なんだかんだ言いながら、あっという間に組み上がりました。

最後に、プラスチック蝶番を使って、窓を取り付けます。

ということで、完成です。

プラスチック蝶番の接着部分がイマイチですが、使用には問題なさそうです。

使い終わったらヤフオクに出品でもしてみようかと。

※この商品は販売しているわけではありません。

あくまでも、レーザーを使えばこういうオリジナル商品が簡単に出来るという紹介記事です。

詳細はレーザーワークスまで。